IOT化とはどういったものか

IOTとは
あらゆるモノがインターネットにつながることをIOTと呼んでいる。
もちろん単純につながるだけではなくつながったモノ同士がやり取りすることが可能です。
インターネットにつながったモノ同士がやりとりを始めると私たちの暮らしも、ほぼ全ての産業、経済活動も大きな影響を受けることになります。
つながっているということはどういうことか一緒に考えてみましょう。
それはモノに対して次のような部品や機能が取り付けられていることを意味しています。
1.センサー(状況がわかるもの)
2.情報を処理する機能(コンピュータ)
3.モノ同士に取り付けられている通信機能
私は製造業の工場に勤める30代の会社員ですが、IOTが進むにつれこれまで企業内や工場内で閉じていた
業務システムから一転して、企業間にまたがったIOTと業務システムの連携やデータ活用が増えると思っています。
これによって企業をまたがっての自動発注や在庫管理の高度化といったことも増えてくると期待されます。
これから先の時代はシステムの構築が必要となります。
今,在籍している工場は、良くも悪くもアナログである。
現在アナログな時間管理や発注、在庫管理を行っている。
時間管理は出勤退出時のタイムカードですし、製品の発注や在庫確認は電話や複合機のFAXを利用しています。
これから先の時代は
私が思うに、一人一人にカードICを配布して日頃の出勤時に所持させる。
朝出勤してからカードICをデーターロガーモニターにかざし登録を済ませたのち、今日一日の大まかな予定を入力します。
その後作業場に移動しモニターにきょう作業する仕事の詳細を入力し製品の製造を開始します。
その時に時間割がPC上に登録されます。仕事の中間や終業時に作業にかかった時間を集計していくのです。
集計では登録時間よりかかった場合は赤表示で表示され時間内での作業が完了したときは黄色で表示され、
会議や電話対応にかかった時間は青色で表示されるので分析も管理もしやすくなります。
製品を受注した直後にデータ上に納期が定められているので自ら予定を組み、制限時間のボーダーラインまでに作業を完了させる。
前もって一日のスケジュールを入力することで営業所と本社と工場に連携が生まれます。
パソコンのインターネットでつながっているため、情報の共有のシステムができていればお客様情報や各営業所の注文書情報が
ライブ配信される。
そのため、今作業している製品がどの物件なのか一目で共有することが出来るようになる。
このような仕組み作りをすることで集計データが積み重なり、時間ロスも減ってくるでしょう。
また製造業は製品をだれが買ったかでは把握していますが購入者がどのように使っているかまでは把握していないケースが多い。
IOTを活用することですべてのユーザーについてリアルタイムでの利用状況を把握することが出来るようになります。
この利用状況と事前に想定していた使い方のギャップを起点に、新しいサービスや製品、ビジネスモデルを構築することが出来るはずです。
そもそも日本の製造業は、センサー技術、デバイス、工作機械、計測器といったIOTで必要不可欠な機器の製造能力は言うまでもなく世界トップクラスです。
これをベースに従業員のノウハウが合わさることで新たな強みを出せるチャンスとなりえます。
インダストリー4.0という言葉があります。
これは第4次産業革命のことをさします。
18世紀後半から19世紀はじめにかけて水や蒸気を動力源としたモノを採用して機械的な生産設備を導入したものが第1次産業革命。
そのあと19世紀末から20世紀初頭にかけて電気を動力源とした大規模生産設備を導入したものが第2次産業革命。
更に1970年からはエレクトロニクスと情報技術を活用し生産の自動化を進めたのを第3次産業革命と呼んでいます。
そして第4次産業革命ではネットワーク上の仮想的な空間と実世界な空間とが、サイバーフィジカルシステムと呼ばれるシステム上で融合されたものを指します。
よってIOTを使い産業クラスターの能力を高めグローバル競争に勝つことを目指して現在IOTが進行しています。
それとは別に家庭用でもあらゆるものをインタネットでつなげようということが近年でも各社がとりくんでいます。
その一つがGoogle Homeです。
無線通信接続機能と音声操作のアシスタント機能を持つ「スマートスピーカー」を一つ持っていることで、
簡単な調べごとやスケジュールの確認、音楽の再生スマート家電のコントロールなどができます。
設定は簡単で
Wi-Fiの接続→Googleアシスタントの設定です。
セキュリティ
気をつけなければならないのが、セキュリティーの面です。
世の中にはハッカーの存在が知られています。
ハッカーは善良な人もいれば明らかに悪意を持ってハッキングしてしまうものもいます。
ハッカーはインターネットのセキュリティーの脆弱性を狙ってハッキングするのですが、インターネットさえつなげがっていればいとも簡単に
ハッキングしてしまうところが恐ろしいところです。
インターネットを使うので100パーセントのセキュリティーを所有していたとしてもハッキングの可能性は捨てきれないのが現状です。
一例としては、
ハッカーによる企業に配置されている機械のハッキングです。
ハッカーは狙った企業のパソコンに入り込み、機械の所持者の意図した操作が行われない時間帯にハッキングを行い、
自由に機械を操作してしまうのです。
もしもそれが病院の精密機械であったと考えたらとても恐ろしいことです。
善良な方のハッカーも存在します。
ハッカーによる技術の大会が開催されその技術をもって腕を競い合います。
その背景にはセキュリティーの脆弱性を見つけてセキュリティーの強化に役立てるというものが目的です。
企業の方も、この時世ハッキングに特化した技術を持った人材を求めている傾向があります。
読者の皆様には少し不安にさせてしまったところもあるでしょうが、セキュリティーの重要性に関する技術の発展は
これからの日本を支える大きな分岐点となりえます。
これからは第4次産業革命がより進む一方、セキュリティーの対策も必要になってくるでしょう。
参考文献 IOTまるわかり 日経文庫1344